神経

2012年10月10日 (水)

ダックスの腰・背中のトラブル

ダックスなどの胴長の種類には腰のトラブルが多く、特に椎間板ヘルニアが多い事が知られていますね。
ダックスは軟骨異栄養犬種という、軟骨形成異常の素因を持つ犬種で、遺伝的に軟骨の発育・成長異常を起こし易いため、椎間板ヘルニアを引き起こす確率が高い、と言われています。
早いと2才程度でこの病気が見られることもあります。
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4歳のダックスのレントゲンです。
写真内の黄色い四角と矢印は椎間板の変性が見られています。(本来白く見えてはいけない場所が白くなっています)
このように1箇所だけではなく、数箇所に同時に変化が見られることも少なくありません。
幸いにもこの子はグレード1の軽症でしたが、軽度な痛みがしばしば発生することがあり、そして将来的に見れば、椎間板ヘルニアの予備軍です。病気の進行度が進む場合には、早急な治療が必要になる場合があります。
食事の与えすぎ等による肥満、イスやソファーからの飛び降り、長い階段などは背中を痛める原因になり、注意が必要です。(避けられるものはなるべく避けてください)
また、普段の体調管理には、グルコサミンなどのサプリメントを与える事もお勧めです。
ダックスが突然動かなくなった、ギャンと鳴いた(いつもと違う悲鳴)、などは椎間板の病気である事がありますので、そんな時にはすぐに受診される事をお勧め致します。
レントゲンを含んだ健康診断で発見されることもあり、早期発見には健康診断がお勧めです。

ペキニーズやフレンチブルドッグなども背骨の異常が出やすい種類です。

2012年10月 3日 (水)

てんかん

てんかんとは様々な原因によって発作を繰り返す脳の病気です。
原因のよくわからない特発性てんかん、脳腫瘍や水頭症などに代表される脳の異常によって起こる症候性てんかん、などに分類されます。
症状としては、全身性の大発作から、体の一部分だけの震えや顔面のけいれん、大量のよだれなどの(中には発作だとわからないものもあります)部分発作など、大小様々な発作があります。
てんかんで大事なことは、短期間に発作を何回も繰り返す群発発作や、発作が長時間に及ぶ発作重積状態などでは、緊急的な処置が必要な(命にかかわる)場合があるということです。
また、ジステンパーなどの感染症、内臓の奇形からでるもの、脳炎から起こるもの、低血糖など、てんかんに似た発作を起こす病気もあり、こちらも命にかかわる場合があります。発作を経験してしまった子は、あまり様子を見ないで、動物病院で一度詳しく検査を受けた方がよいと思います。
現在はMRIなどの高度医療も利用できるようになっており、(利用可能施設をご紹介致します)病気によっては早期発見が治療の成功率をあげるカギになります。

雨の多い季節には多少発作が増える傾向があります。検査などをうまく利用して、普段から自分の子の病気を把握してあげてください。